一般社団法人寒地港湾空港技術研究センター COLD REGIONS AIR AND SEA PORTS ENGINEERING RESEARCH CENTER

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「コンクリートテクノプラザ2019」展示ブース出展報告

 7月10日から12日の3日間、コンクリート工学会年次大会が札幌コンベンションセンターにおいて開催されました。
 本大会は来場者が10,000名を超えるコンクリート工学に関する全国大会であり、論文発表、新技術の紹介、最近のタイムリーなテーマに関する講演会、セミナー、フォトコンテスト及び見学会等、多岐にわたる行事が行われました。
 この中で当センターは新技術等を紹介する「コンクリートテクノプラザ2019」(来場者数約5,750名)において北海道港湾におけるコンクリート技術を紹介しました。
 内容は北海道黎明期におけるコンクリート技術として、コスト縮減及び耐久性向上を目的にコンクリートに国内初となる火山灰を採用した小樽港防波堤工事、最近の技術として、メンテナンスフリーを目的に釧路港バルク岸壁上部工で採用した炭素繊維複合材の紹介です。
 小樽港防波堤工事については小樽港が見学会メニューに含まれていることもあり、大学関係者、セメントメーカーの関心が高く、また、海外からの参加者も展示したモルタルブリケット、防波堤工事施工写真を撮影し、とても興味を持っているようでした。
 また、釧路港で採用した炭素繊維複合材はサンプルを展示したところ、見学者が自らサンプルを曲げ、引張して一般的な棒鋼に比べ、非常に軽量であることを体感していました。
 今回の展示には北海道開発局 小樽及び釧路港湾事務所からモルタルブリケット、試験台帳及びパネル等、貴重な所蔵品及び資料を提供いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。



  • 写真1 写真2 写真3

     写真左:展示ブース / 写真中央:小樽港防波堤工事に関する展示 / 写真右:釧路港における炭素繊維複合材の紹介